
仕事が休みの日に子どもを保育園に預けたら、
保育士さんに嫌味を言われてしまった…

ルール内で預けているのに…
そんな経験やお悩み、ありませんか?
仕事が休みの日でも保育園を利用することは、
決して悪いことではありません。
しかし、時として保育士からの心ない一言に傷ついてしまうこともあるでしょう。
私も同じ保育士として悲しいことではありますが、
現実にそういった保育士がいるのも事実です。
でも、落ち込まないでください。
世の中色んな保育士がいます。
園のルール内であり、子どもに負担をかけすぎていないのならば大丈夫!
保育園とうまく付き合っていくために、
今回は、そんな時の心の持ち方や、上手な対処法についてお話しします。
まず知っておいてほしいこと
休日の保育園利用は正当な権利です
認可保育園は「保育を必要とする」家庭のお子さんを預かる施設です。
仕事が休みの日でも、
以下のような理由で保育が必要な場合があります
- リフレッシュや用事のため:育児疲れの解消、医療機関の受診、家族の介護など
- 家庭の事情:きょうだいの学校行事、配偶者の出張時の一人での育児負担軽減
- 家事や育児準備のため:普段忙しくてできない家事や、育児準備の時間に充てる
これらは全て正当な理由であり、
保護者が後ろめたく感じる必要はありません。
保育園は“親の支援”の場でもある
保育園は「子どもを預かる場」であると同時に、
「保護者を支える場」でもあります。
仕事の有無にかかわらず、
保護者がリフレッシュしたり、
自分の時間を取ることは、
子どもにとっても大切なことです。
疲れ切った状態で子どもと過ごすよりも、
少し自分の時間をもってリセットしてから向き合う方が、
家庭も円満になります。
保育園の利用目的が「育児の補助」であることを忘れないでください。
なぜ一部の保育士が嫌味を言うのか
保育士が不適切な発言をしてしまう背景には、以下のような要因があります。
業務負担への不満
保育の現場は、慢性的な人手不足に悩まされています。
- 朝から晩まで子どもたちの命を守り、遊びや学びをサポートする。
- 書類作成や行事準備、保護者対応など、業務は山積み。
- 子どもが熱を出した、怪我をした…予期せぬ対応も日常茶飯事。
こんな状況で、保護者の仕事が休みなのに登園してくる子がいたりすると、

家でみれるなら、
休んでくれー!
と心の中で悲鳴を上げてしまう保育士もいるかもしれません。
決して保護者に対して悪気があるわけではなく、
過重労働によるストレスが、
思わず言葉になって出てしまっているのかもしれません。
認識不足からくる誤解
保育士の中には、
「保育園利用の正当性」への理解が足りていない人も、
残念ながらいるかもしれません。
「仕事が休みなら、子どもと家で過ごすのが当たり前」
という固定観念を持っていると、
保護者が休日にお子さんを預ける理由を深く考えずに、

仕事が休みなのに、なんで預けるの?
と疑問に思ってしまうことがあります。
これは、
保育園が単に「子どもを預かる場所」という認識で止まっているために
起こる誤解と言えるでしょう。
でも、
保護者にとっては
休日に仕事や育児・家事から解放され、
自分の体や心を休ませることも大切ですし、
きょうだいのケアや、家族の通院などが必要な時もあります。
子どもと離れて家事や次の週の準備をする時間も欲しいですよね。
保育園は、保護者の皆さんが子育てを安心して続けられるよう、
「共育て」をサポートするパートナーです。
この認識が足りない保育士さんの言葉は、
時に保護者を傷つけてしまう可能性があるんです。
個人的な価値観の押し付け
保育士自身の個人的な価値観が、
言葉になって出てしまうケースもあります。
例えば、

親は子どもと常に一緒にいるべき!!
という、
少し古風な考え方や固定観念を持っている保育士もいるかもしれません。
子育てに対する考え方は人それぞれ。
それぞれの家庭には、
それぞれの事情やライフスタイルがあります。
保育士は、
様々な価値観を持つご家庭の子どもたちと接する中で、
プロとして公平な視点を持つ必要があります。
個人的な価値観で保護者を判断したり、
ましてや嫌味を言ったりすることは、
決してあってはならないことなんです。
配慮が足りない言葉選び
もしかしたら、保育士さん自身に悪気がなくても、
言葉選びの配慮が足りないために、
結果的に嫌味のように聞こえてしまうこともあります。
日々の業務に追われていると、
ポロっと口から出た一言が、
思っていた以上に相手を傷つけてしまうことがあるんです。
私も忙しい時間帯に保護者対応をしたときに、
丁寧な対応ができず、

あの時の言い方、
もしかしたら嫌な風に伝わっちゃったかな?
と後で振り返って反省することがあります。
子どもの安全を見守りながら保護者とお話をするので、
ゆっくりと話せないのは仕方ないのですが、
相手に間違った伝わり方のないよう、
私達保育士は、伝え方や言葉選びに配慮する必要がありますね。
嫌味を言われた時の対処法
まずは自分を責めないで

休みの日に預けてごめんなさい…
と罪悪感を感じてしまう方も多いですが、
自分を責める必要はありません。
何度も言いますが、
保育園は、保護者のリフレッシュや家庭の事情にも寄り添う場所です。
お休みの日でも、
心身のリフレッシュや用事のために預けることは認められています。
受け流すスキルを持つ

今日はお仕事お休みなんですね〜
という言葉が、
ただの会話のつもりだったのか、嫌味だったのか…
判断が難しいこともあります。
まずは、相手の真意を深読みしすぎず、

そうなんです〜
仕事の疲れがたまってるから、
今日はちょっとゆっくりしようと思って
と、軽く受け流しましょう。
保育士も人間なので、
忙しさや自分の価値観から、
つい余計な一言を言ってしまうことがあります。
ですが、それはあなたの育児や考え方を否定するものではありません。
「そういう考えの人もいるんだな」くらいに、軽く受け流して大丈夫です。
正直に話す
罪悪感を持たずに、
正直に理由を伝えるのも一つの方法です。
「ちょっと疲れてしまって」
「体調がよくなくて休養を取りたいんです」
など、本音を少しだけ見せると、保育士も理解を示しやすくなります。
無理に説明する必要はありませんが、
自分の事情や思いを短く伝えるだけでも、
保育士の受け取り方が変わることがあります。
ただ、

休みですが、一人時間も大切なので預けます。

当然の権利ですよね
などと、
強気の姿勢でいきすぎると、
気持ち的に受けいれにくく感じる保育士もいるでしょう。
ペコペコと下手にでる必要はありませんが、
「よろしくお願いします」という姿勢でいると、
よい関係を保ちながら預けることができるでしょう。
園長先生や主任保育士に相談する
もし、直接伝えるのが難しい場合や、
何度も同じようなことを言われる場合は、
園長や主任に相談してみましょう。
園の利用規約や方針では、
保護者の権利として認められている場合がほとんどです。
園によっては、
「保護者のリフレッシュも大切」と
明記しているところもあります。
園長や主任から
保育士に話をしてもらうのもよいでしょう。
おわりに
保育園は子どもの成長をサポートし、
保護者の子育てを支えるための場所です。
保護者が心身ともに健康でいることは、
お子さんの健やかな成長にとっても非常に重要です。
罪悪感を感じる必要は全くありません。
もし、保育士の心ない言葉に傷ついてしまったら、
それは決してあなたのせいではありません。
これらの理由を知ることで、
少しでも気持ちが楽になったら嬉しいです。
保育園は、
子育て中のあなたを支える場所です。
何か気になることがあったら、
一人で抱え込まずに、ぜひ保育園に相談してみてくださいね。
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