保育士の本音:先生たちの態度はなぜ違うの?〜日々のお迎えで感じるギモンにお答えします〜

保育園の不満

毎日のお迎えの時間、
子どもたちのその日の様子を先生から聞く時間は、
保護者の方にとって大切なひとときですよね。

その日の先生の様子や、
話してくれる内容の濃さ、
時には子育てのアドバイスに
「ハッ」とさせられることもあるかもしれません。

しかし、
お迎え対応の様子が先生によって全く違うことに、
「あれ?」と感じたことはありませんか?

「すごく優しく、詳しく話してくれる先生」もいれば、
「今日も変わりなかったです」と、あっさり終わる先生もいる——。

今回は、
私たち保育士が働く現場の「リアル」と「本音」について、
隠さずお話ししたいと思います。

保育士<br>リリー
保育士
リリー

実は私たちもお迎え時、色々なこと考えているんです

なぜ先生によってお迎えでの態度や対応が違うの?

結論から申し上げると、先生たちの対応は、まさに「十人十色」です。

優しく寄り添うタイプの先生、
子育てに厳しめに意見を言う先生、
そしてお話が長い先生、短い先生。

これらは、単なる「性格」の違いだけでなく、様々な要因が関係しています。

保護者対応をする時の保育者のタイプ

実は、保育士一人ひとりに、「保護者の方との関係をどう築くか」という独自の考え方があります。

タイプ1. 口頭で詳しく話す先生

「日々少しずつ話すことで信頼関係を深めたい」
「ご家庭の様子を知ることで、園での保育をより良くしたい」
これは、私自身も大切にしている考え方です。

口頭でのやり取りの積み重ねが、いざという時の連携に役立つと信じています。

送迎の時間は短いですが、
ここでの会話は保護者にとって大きな安心材料になります。

変わりなかったです

だけで終わるのと、

今日はこんな表情で遊んでいましたよ

と具体的に伝えるのとでは、
保護者の受け取る温度が全く違いますよね。

タイプ2. 口頭では最低限だけ伝える先生

連絡帳にしっかり書いているから、
口頭では最低限でいい、
と考える保育士もいます。

「言った・言わない」になりにくい
後から読み返せる

というメリットを重視していたり、
お迎え時は子どもから目を離さないために
「ちゃんと連絡帳に書いている = 情報は十分伝わっている」
という考えの中、
サラっとした対応をする保育士もいます。


これは意外に思われるかもしれませんが、
保護者を長く引き止めるのは申し訳ない
と感じている保育士もいます。

  • 仕事帰りで疲れているだろう
  • 子どもを早く連れて帰ってあげたいはず
    という気遣いから、あえて“簡潔に”していることも。
保育士<br>リリー
保育士
リリー

このタイプは優しい性格の人が多く、
口頭がそっけなく見えても、
実は心の中では気を配っています。

タイプ3. ズバッと意見を言う先生

園によっては、
子どものことや家庭の関わり方について、
はっきり・ストレートに伝える先生もいますよね。


優しいトーンで寄り添うタイプとは違い、
核心をつく言い方をしたり、
「これはこうしてください」と明確に伝えるタイプです。

「これは今、保護者の方に伝えるべき大切なことだ」
という強い責任感があることが多いです。

「子どものために」という思いが強すぎて、言葉が角ばってしまう場合もあります。

ズバッと言う先生は、
経験値が高かったり、
子どもの変化に敏感なことが多いです。

そのため、

  • この先つまずきそう
  • 体調や発達の小さなサインが気になる
  • 家庭で少し工夫すれば変わりそう
    といった点を素早く察知します。

気づいたらすぐ伝えないと、
“後で困るのは子ども”という意識が強いため、
どうしてもストレートな言い方になりやすいのです。

保護者のみなさんに知っておいてほしいこと

【時間の制約】現場の忙しさは想像以上

正直なところ、
お迎えの時間は常に時間との戦いです。

  • お迎えが集中する時間帯は、保護者の方への対応とまだ遊んでいる子どもの安全確保を、同時に行っています。
  • 次の日の準備や、夕食、おやつ、排せつなどの記録をギリギリまで行っている場合もあります。

特に忙しい時や、
複数の先生が連携して対応している時は、
安全確保を最優先とし、
お話がサラッとしてしまうことがあります。

「今日は忙しいんだな」
とご理解いただけると大変助かります。

保育士とのやりとりで悩んだとき、どうすればいい?

「もっとお迎えのときに話したい」
「今日の様子をもう少し詳しく知りたい」
「先生の言い方に傷ついてしまった…」

こうした気持ちになることってありますよね。

そんな時にどうしたらいいか、
保護者も先生もお互いに気持ちよく過ごせる方法をご紹介します。

① 「聞きたいこと」をそのまま優しく言ってみる

意外にこれが一番効果があります。

「今日、どんな様子でしたか?」
「少しだけ教えてくれたら嬉しいです」

とやんわり聞かれると、保育士は
“話していいんだ・聞きたいんだ”
と理解して、しっかり伝えようとします。

忙しい時間帯でも、

では明日の朝、少しゆっくりお話ししますね

などと調整してくれることもあります。

② 連絡帳に希望を書くのもおすすめ

口頭で伝えづらい方は、
連絡帳に
「〇〇の様子をもう少し知りたいです」
と理由を添えて書くと、
とても伝わりやすいです。

保育士は
連絡帳を大切なコミュニケーションツールとして見ているので、
文章でのお願いはむしろ受け取りやすいことが多いです。

③ キツい言い方に傷ついた時は…まず“事実だけ”伝えてみる

言い方がきつい先生に
何度か傷ついてしまうこともあると思います。
そんな時は、責めたり否定したりする必要はありません。

ただ素直に、

昨日の○○について、言い方が少し強く感じて、
私がうまく受け止められませんでした

と“事実だけ”を穏やかに伝えると、先生も気づきやすくなります。

多くの先生は、

伝え方が強かったかな…

と反省し、言い方を和らげてくれるでしょう。

④ 仲の良い・話しやすい先生に橋渡しをお願いする

「直接伝えるのはどうしても緊張する…」
そんな時は、
普段話しやすい先生に

ちょっと相談していいですか…?

と小声で言うだけで大丈夫です。

  • 「もっと様子が知りたいそうです」
  • 「少し言葉がきつく感じられた」

など、やんわり伝えてくれることがあります。

保育園の先生同士は日々情報共有しているので、
保護者の心の声も丁寧に扱ってくれます。

⑤ 先生の性格やタイプを知ることで、心が少し軽くなることも

きつく聞こえる先生でも、

  • 本当はまっすぐで優しい
  • 表現がストレートなだけ
  • 子どものために強めに言う
    という背景がよくあります。

もちろん傷つく気持ちは大切にしてほしいですが、
「悪気はないんだな」と知っているだけで、
少し心が軽くなる方も多いです。

⑥ 保育園は“相談していい場所”

保育士は、
保護者と一緒に子どもを育てたいと思っています。
だから、

  • 話したい
  • 知りたい
  • 不安だった

という気持ちを伝えてもらえることは、むしろありがたいのです。

たとえ小さなことでも、
保護者の不安がそのままになっている方が
保育士としては心配になります。

どうか遠慮しすぎず、
安心できるタイミングで気持ちを伝えてくださいね。

おわりに

私は、
口頭のコミュニケーションがあることで信頼関係は深まる
と感じています。

連絡帳では伝えきれない細かな表情や、
言葉にするほどでもないけれど“その子らしい姿”。
そういうものを共有できるのは対面の強みです。

でも、口頭が少ない保育士の背景には、
忙しさ・不安・過去の経験・保育観の違い
といった“理由”が必ずあります。

そこを知っていただけると、
「なんか冷たいな…」と感じていた保護者の方も
少し安心できるかもしれません。

保育士とのコミュニケーションは、子どもを一緒に育てていく上でとても大切な部分です。
保護者の方が安心して過ごせることで、子どももよりリラックスして園生活を楽しめます。

「もっと話したい」「知りたい」「傷ついた」
そんな気持ちは決してわがままではありません。
どれも、大切なわが子を思うからこそ生まれるものです。

これからも、お互いに思い合いながら、
子どもたちにとって心地よい場をつくっていけたら嬉しいです。

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